くせ毛を綺麗なストレートにしてくれる縮毛矯正。
くせ毛、天然パーマの人にとっては、欠かせない施術です。
しかし、縮毛矯正は数ある美容室の施術のなかでもトップクラスにダメージの大きい施術です。
そのため、縮毛矯正している人はダメージケアにも十分に気を使う必要があります。
また、縮毛矯正前後のシャンプーも、縮毛矯正のかかりやすさや持ちの長さにも大きな影響を与えます。
そこで、この記事では縮毛矯正をしている人におすすめのシャンプーと、縮毛矯正前後のシャンプーで気をつけるべき注意点を紹介していきます。
縮毛矯正をしている人はどんなシャンプーを使うべき?
まず、縮毛矯正をしているひとはどんなシャンプーを使うと良いのでしょうか?
縮毛矯正をしている人が使うべきシャンプーの特徴を紹介します。
ダメージヘア向けのシャンプー
縮毛矯正は美容室の施術の中でもトップクラスにダメージの大きい施術でかなり髪が痛みます。
縮毛矯正後は綺麗なストレートになって髪がまとまっていて、ダメージが無いように見えることも多いですが、実は髪がすごくダメージを受けています。
そのため、ダメージケアをしないとどんどん髪のダメージが蓄積して、最悪な場合は切れ毛などのトラブルが起こってします可能性もあります。
そのため、ダメージヘア向けのシャンプーでしっかりとダメージケアをする必要があります。
ダメージヘア向けのシャンプーはどんなのかというと、
- 洗浄力が優しいシャンプー
- 良質なダメージケア成分が入っているシャンプー
です。
ダメージヘアに洗浄力が強いシャンプーを使ってしまうと、髪の痛む原因になるので、アミノ酸系などの洗浄力が優しいシャンプーを使うのがおすすめです。
また、ダメージケア成分が入っており、髪のダメージを最小限に抑えることが重要です。
ヘマチン配合のシャンプー
ヘマチンという成分には、残留薬剤を除去する働きがあり、縮毛矯正後の後処理にも使っているサロンもあるくらい、縮毛矯正との関係が大きい成分なんです。
よく縮毛矯正やパーマをした後に、パーマ臭が残っていることがあると思います。
そのパーマ臭は、縮毛矯正の施術での還元剤やアルカリの残留が主な原因なのですが、このパーマ臭を除去してくれる効果がヘマチンにはあります。
また、ヘマチンは髪にハリと強度を与えてくれる成分なので、縮毛矯正で傷んだダメージをケアしてくれます。
このように、ヘマチンと縮毛矯正には深い関係があり、縮毛矯正をしている髪にとってヘマチン配合のシャンプーを使うことはかなり良いということがいえます。
ちなみに、ヘマチンは黒っぽい色をしている成分なので、ヘマチンを多く含んでいるシャンプーの液体の色も黒がかった色をしています。
シャンプーの成分表にヘマチンの記載があるけど、シャンプーの液体の色が明るい色をしているシャンプーはヘマチンの配合量は多くないと考えられます。
縮毛矯正している人におすすめのシャンプー5選
では、具体的にどのシャンプーが縮毛矯正している髪におすすめなのか?
縮毛矯正をしている人におすすめのシャンプーを紹介していきます。
ナプラ ケアテクトHB カラーシャンプーS
ナプラのケアテクトHB カラーシャンプーSは、ヘマチンを多く含みダメージケアに優れたシャンプーで、縮毛矯正をしている人におすすめのシャンプーです。
ケアテクトの緑のボトルシャンプーです。
同じケアテクトHBシリーズで、ケアテクトHB リペアシャンプーという赤いボトルの製品もあり、このリペアシャンプーのほうが名前的にダメージケア効果が高いように思われますが、実は緑のケアテクトHBカラーシャンプーSのほうがダメージケア効果が高いです。
このケアテクトHBカラーシャンプーの特徴的なのが、ヘマチンの配合量が多いこと。
シャンプーの成分表は、成分の含有量が多い順に記載されていますが、このケアテクトHBカラーシャンプーSの成分表には、ヘマチンが上位に記載があります。
また、このシャンプーの液体の色も黒みがかった濃い色をしており、ヘマチンが高配合されていることがわかります。
数あるヘマチン配合のシャンプーの中でもトップクラスです。
また、洗浄力はマイルドで優しく、良質なダメージ補修成分や保湿成分もたくさん配合されており、ダメージヘアにおすすめなダメージケアシャンプーになっています。
これだけ、優れた成分を配合した良質なシャンプーでありながら、価格も抑えられており、コストパフォーマンスも優れているので、縮毛矯正している人にかなりおすすめのシャンプーです。
サンコールR-21シャンプー
サンコールR-21シャンプーも、ヘマチンの配合料の多い縮毛矯正しているひとにおすすめのシャンプーです。
アミノ酸系と両性界面活性剤をベースにしたマイルドな洗浄成分。
それに加えて、加水分解ケラチンとヘマチンの配合料も多く、補修力やハリコシアップ、ボリュームアップという効果が期待できるシャンプーです。
ヘマチンやその他のダメージ補修・保湿成分が豊富に配合されていて、縮毛矯正後のケアに適しているシャンプーになっています。
精油の成分も多く配合されていることから、頭皮への地肌ケアなどエイジングケアもできるので、髪のダメージケア&頭皮ケアのバランスが良い、良質なシャンプーといえるでしょう。
30代以上の頭皮の衰えも少し気になっているという方は、上のケアテクトよりもこちらのサンコールR-21シャンプーのほうがおすすめです。
oggiotto(オッジィオット)セラム モイスチャーシャンプー
「魔法のシャンプー」と呼ばれるoggiotto(オッジィオット)のセラム モイスチャーシャンプー。
このシャンプーも、洗浄成分・補修・保湿成分が優秀で縮毛矯正をしているダメージ毛におすすめのシャンプーです。
洗浄成分にシルク系のマイルドな洗浄力でコンディショニング効果もある高級な洗浄成分を使用。
他の洗浄成分もマイルドな洗浄力になる配合で、優しく洗って高いコンディショニング効果も期待できるので、縮毛矯正やブリーチで傷んだ髪でもダメージを最小限に抑えて洗うことができます。
また、補修成分もペリセアという髪に付着して1分程度で高速浸透補修する優秀な成分などが配合されており、ダメージケア効果も高いシャンプーになっています。
縮毛矯正で傷んだ髪も優しく洗ってダメージ補修できるシャンプーなので、縮毛矯正による髪のダメージが気になる方におすすめです。
オージュア クエンチ シャンプー
ミルボンの人気ヘアケアブランド「オージュア」。
オージュアのクエンチは、パサついた髪の水分保持力を高め、うるおいのあるやわらかな髪へ導いてくれます。
クエンチは、オージュアの中で最も保湿効果の高いものになるので、縮毛矯正によるダメージで乾燥や髪のパサつきが気になる髪も水分を与えて保湿してくれるので、しっとりとした仕上がりにしてくれます。
クエンチトリートメントには、ダメージに吸着してケアするコンディショナー成分や複数のシリコンで髪を保護し、手触りを滑らかにしてくれる成分が配合。
縮毛矯正によるダメージを受けた髪も艶のあるしっとり滑らかな仕上がりで、綺麗に保つことができます。
プロマスター カラーケア スウィーティア シャンプー
ホーユーのプロマスター カラーケアシリーズは、多くの美容室で取り扱っているほど昔から有名なシャンプー。
プロマスター カラーケア スウィーティア シャンプーは、パーマや縮毛矯正などの熱を使ってせ術した髪に対応。
パーマや縮毛矯正により硬くなってしまった髪を柔らかくしてくれます。
カラーの持ちをよくしてくれるのはもちろん、縮毛矯正を繰り返しており髪が硬くごわつきやすいと言う人におすすめです。
また、ヘアアイロンを頻繁に使用している人にも、熱ダメージを受けた毛髪にさようするアミノ酸成分を配合されているので、ダメージケアに効果的です。
縮毛矯正の前後のシャンプーで気をつけるべきこと
縮毛矯正前にヘマチン高配合のシャンプーを控える
ヘマチンは縮毛矯正後のパーマ臭除去やダメージケアをしてくれる、かなりありがたい成分なのですが、縮毛矯正前にヘマチン高配合のシャンプーを使用すると縮毛矯正がかかりにくくなってしまう可能性があります。
ヘマチンは髪の内部に擬似タンパク質を作り出して、髪にハリコシを与えてくれるのですが、この髪内部の擬似タンパク質が縮毛矯正をする際に邪魔になって、縮毛矯正がかかりにくくなってしまう恐れもあると言われています。
しかし、シャンプー・トリートメントに配合されている程度の量なら邪魔にならずに問題ないという美容師もいます。
それほど心配する必要のないことかもしれませんが、心配であれば施術の1週間前くらいからはヘマチンの配合されていないシャンプーでケアすると良いでしょう。
縮毛矯正当日のシャンプーは控える
これは何回も縮毛矯正をしている人にとっては、常識だと思いますが、縮毛矯正当日のシャンプーは控えましょう。
縮毛矯正した当日は、まだ髪の形が完全に固定されておらず、髪を濡らしてシャンプーして乾かすと美容師のように綺麗にブローすることができない一般の人は変な癖がついてしまうリスクがあるからです。
また、縮毛矯正後は髪が非常にデリケートな状態になっており、その状態でシャンプーをすることによって髪のダメージが大きくなりやすいということから、縮毛矯正当日のシャンプーはしないようにと言う美容師の方が多いです。
昔は、縮毛矯正をしてじから2日(48時間)はシャンプーしないように言われていましたが、今は薬剤も進化しており、当日シャンプーを控えるだけで良いとされています。
当日にやむを得ない理由でシャンプーをする場合は、すぐに乾かすことを徹底すればそんなに大きな問題は起こりにくいので、しっかりと乾かすことを意識しましょう。
とにかく、縮毛矯正後に濡れたまま放置するのは厳禁です。
縮毛矯正前後のケアによって、綺麗なストレートを維持するのに大きく影響があるため、しっかりとケアしましょう。